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嫡出子
「嫡出子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
嫡出子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
ういう関係によって生れようともターニャ一人の子ではない。生れた以上ソヴェト社会の
嫡出子だ。いざという場合はソヴェト国家がその陣営に加えられた幼い一員に対して社会....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
くところがある。日本の家族制度、財産の相続を眼目にした親子関係の見方においては、
嫡出子と庶子、私生子の区別は非常に厳重で、生まれた子供は天下の子供であるという人....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
に於ける文化に改変される。 併し従来の所謂「歴史哲学」――それはドイツ観念論の
嫡出子である――は、観念論的歴史観も亦、おのずから観念論的に理解されるべき大勢の....
「人間繁栄」より 著者:豊島与志雄
い女――とお常との腹に出来る子供の入籍問題だった。自分の子供は凡て庶子としないで
嫡出子とすることに、彼の唯一な道徳的矜持があった。そこへ、折よく再婚問題が起って....