嫡妻[語句情報] »
嫡妻
「嫡妻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
嫡妻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
、女は女御のほかに一人よりない。それは親王家の姫君から生まれた人で、尊貴なことは
嫡妻の子にも劣らないわけであるが、その母君が今は按察使大納言《あぜちだいなごん》....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
鏡王女に賜わった御製歌である。鏡王女は鏡王の女、額田王の御姉で、後に藤原|鎌足の
嫡妻となられた方とおもわれるが、この御製歌はそれ以前のものであろうか、それとも鎌....
「嫉みの話」より 著者:折口信夫
の先入見かもしれぬ。平安朝の結婚の形式ではっきりしてくることは、昔ならむかいめ(
嫡妻)があって、その他に側室があるように考えられるふうに書いてあるが、平安朝では....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
から出た。道長には倫子と高松殿と北政所が二人あるといわれたほどであったが、やはり
嫡妻倫子腹の頼通の子孫から近衛・九条の二家が分れ、さらに五摂家に分れて今日に血を....