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「子供芝居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

子供芝居の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
呵《たんか》を切りだしたんだから、お蓮様はびっくりして、 「なんだい、おまえは!子供芝居の太夫かい。ひっこんでおいでよ」 「ひっこんでいろうたア、こっちで言いて....
ソヴェト・ロシアの素顔」より 著者:宮本百合子
劇場、そういうことについて少々お喋りして見たいと思う。 我々が子供だった時に、子供芝居というものがあって、そこで昔からある、カチカチ山、瘤取りなどというものを....
陽炎座」より 著者:泉鏡花
ひっそりした桟敷うらを来たも同じだと思った。 役者は舞台で飛んだり、刎ねたり、子供芝居が、ばたばたばた。 五 大当り、尺的に矢の刺っただけは新....
丹下左膳」より 著者:林不忘
多献上《はかたけんじょう》を貝の口に結んで、うら金の雪駄《せった》――さながら、子供芝居のおさむらいさんを見るようです。 「しばらくこっちに足が向かなかったが、....
朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
は借財に苦しめられた守田勘弥《もりたかんや》が歿《な》くなってしまうと、新富座は子供芝居などで、からくも繋《つな》いでいるような時もあった。 その新富座の茶屋....
だいこん」より 著者:久生十蘭
、どうしたって聞きのがせない。十一時すぎにうちの賢夫人がおしずまりになったので、子供芝居の悪漢の登場のようにヴァイオリンの震音《トレモロ》つきで、ぬき足しのび足....
役者の一生」より 著者:折口信夫
は、既に次の時代に移りかけていた。吉右衛門・又五郎(中村)などの「ちんこ」芝居(子供芝居)が出来たのもその頃だ。明治三十年源之助は団十郎の招きに依って、久々に歌....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
戸時代の人気――団菊左を圧倒――新時代に適応せず――芝翫の舞台顔――得意の舞踊劇子供芝居 子供芝居の復活――人気の絶頂――芝子丸の鬼一――小伝次の急死――吉右衛....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
郎の大口屋暁雨、大好評。それより渋蛇の目の雨傘が暫く流行す。 ○五月、浅草座にて子供芝居を興行。俳優は沢村小伝次、中村吉右衛門にて、意外の大入りを占む。その以来....