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「子夜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

子夜の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
三郎|忠衡《ただひら》)を育てたそうだ。それから前年柳田氏に借りて写し置いた『甲子夜話《かっしやわ》』一七に、旗下《はたもと》の一色熊蔵話しとて、「某といへる旗....
十二支考」より 著者:南方熊楠
知らず、米沢の深山中で山農の行うところなり」と、これより振《ふる》った珍法は『甲子夜話』十一に出で平戸《ひらど》で兎が麦畑を害するを避けんとて小さき札に狐の業《....
佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
は、甚五郎ははやく永禄《えいろく》六年一向宗徒に与《くみ》して討死している。「甲子夜話《かっしやわ》」には、慶長《けいちょう》十二年の朝鮮の使にまじっていた徳川....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
議を開き、それより毎月二日、十二日、二十二日をもって評議の式日と定めた。 「甲子夜話《かつしやわ》」に依れば、評定所の起原は、国初の頃、町中に何か訴訟事がある....
十二支考」より 著者:南方熊楠
等損ずとあるは、明らかに旋風で、『新著聞集』十八篇高知で大竜家を破ったとか、『甲子夜話』三十四江戸大風中竜を見たなど、いずれも竜巻を虚張《こちょう》したのだ。『....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
しいのは母親の筆跡であろう。若い女学生らしいペン字は娘の文章らしかった。焼野の雉子夜の鶴……為替の受取なぞがチラチラ混っている。そこで一同の中から二人の代表が選....
十二支考」より 著者:南方熊楠
が『続沙石集』に四国で狐に取り付かれた話を載す。いずれが間違って居るかしら、『甲子夜話』に壱岐《いき》に※鼠《うごろもち》なしとある。ロンドンなどは近代全く蛇を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
全く手足が一本多過ぎたり指が六本あったりの人と同じく、畸形不具者に過ぎずと。『甲子夜話』続編七六、両国橋見せ物に六足馬|絵《えが》ける看板を掛く、予人をして視せ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
る聯想は何処《どこ》にも自然に発生し、決して相伝えたるにあらずと判る。ただし『甲子夜話』続十七に、舅《しゅうと》の所へ聟見舞に来り、近頃|疎濶《そかつ》の由をい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を殊勝の物としたのだ。(大正十年二月、『太陽』二七ノ二) 3 『甲子夜話』続一七にいわく、ある老人耳聞えず、常に子孫に小言をいう。ある日客ありし時....
十二支考」より 著者:南方熊楠
『淵鑑類函』四三六に、『孔帳』に曰く扶南《ふなん》人喜んで猪を闘わすとある。『甲子夜話』一七に家豕の闘戦を記して、畜中の沈勇なるものというべきかと評す。『想山著....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
分を省みて、心に底冷えを感じないではいられなかった。 夜床にはいってから、『甲子夜話』をあけて見た。「楊貴妃はじんぜうなるやせ容の人の如く想はるれど、天宝遺事....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
なる。一体、どの程度、田沼という男が無知で強欲だったかしらないが「匏庵遺稿」「甲子夜話」「五月雨双子」など、彼の収賄ばなしには、みなおもしろがってその醜聞を千載....