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子柄
「子柄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
子柄の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
でぐずッかして居るが、小博奕が出来るから此処《こゝ》に居るのだが、お前《めえ》も
子柄《こがら》はよし、今の若気《わかぎ》でこんな片田舎へ来て、儲かる処《どころ》....
「縮図」より 著者:徳田秋声
仕舞ったり、今送り出した子の不断着を畳んだりするのは、今年十三になった仕込みで、
子柄が好い方なので銀子も末を楽しみにしていた。 銀子はこの商売に取り着きたての....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
笑ったのは、お滝といって、十一二、前髪を振下げた、舞みだれの蝶々|髷。色も白く、
子柄もいいが、氏より育ちで長屋中のお茶ッぴい。 「足をお洗いよ、さあ、ぼんやりし....
「朝やけ」より 著者:豊島与志雄
らしてる、その姿態は、それでも醜くはなかった。頭髪をきれいにポマードで光らせ、格
子柄の茶色の背広をきっちりまとい、胸ポケットから真白なハンカチをのぞかしてる、三....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
で強めたのであった。 二人が江戸へ着いたのは、それから間もなくのことであった。
子柄がよくて不具というので、かえってお霜は同情され、千葉家の人達から可愛がられ、....
「雁」より 著者:森鴎外
じゃありませんか。一人もののおまわりさんと来た日には、一軒一軒見て廻るのだから、
子柄の好いのを内に置くと、いやおうなしに連れて行ってしまいなさる。どうもそう云う....
「神戸」より 著者:古川緑波
ってあるアルバムを出して来たりした。 テーブルクロースも昔のままの、赤と白の格
子柄。メニュウを見ると、昔一円なりしランチが、二百五十円と五百円の二種。五百円の....