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「子葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

子葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
に、やせた顔もさほどとは思われなくなり出すが、ふと鏡に向かった瞬間には、これが葉子葉子と人々の目をそばだたした自分かと思うほど醜かった。そうして鏡に向かっている....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
が、鏡家へ入ると家憲に従い葉之助と名を改めた。 三 「鏡家の養子葉之助殿は十二歳だということであるが一見十八、九に見えますな」 家中の若侍達....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
た少しもトゥールヌフォールの方法と自然栽培法とのいずれかを選ぶこともせず、胞果と子葉《しよう》とのいずれかを取ることもなく、ヂュシユーとリンネとのいずれかの説を....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
のみである。種子の皮は薄くて胚に密着し、頭部二岐せる胚は幼芽、幼茎を伴える大なる子葉からなって胚乳欠如し、吾らは油を含めるその子葉を食しているが、それはちょうど....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
ち》には子房《しぼう》が成熟して果実となり、果中に一種子があり、種皮の中には二|子葉《しよう》を有する胚《はい》がある。春にこの種子を播《ま》けば能《よ》く生ず....
濞かみ浪人」より 著者:吉川英治
貼り出されてある。何の事か、彼には分らなかった。大高源吾の句が読みあげられると、子葉という名で答えたので、 (ははあ、子葉という俳号を持っているのか) と、数....