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子路
「子路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
子路の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
さんとした時太子虎を叱ると耳を低《た》れて服したといい、『衝波伝』に孔子山に遊び
子路をして水を取らしむ水所にて虎に逢い戦うてその尾を攬《と》りこれを得懐に内《い....
「門」より 著者:夏目漱石
でもそれを懐《ふところ》にして出るそうであった。 「それでね孔子の門人のうちで、
子路《しろ》が一番|好《すき》だって云うんですがね。そのいわれを聞くと、
子路と云....
「弟子」より 著者:中島敦
一 魯《ろ》の卞《べん》の游侠《ゆうきょう》の徒、仲由《ちゅうゆう》、字《あざな》は
子路という者が、近頃《ちかごろ》賢者《けんじゃ》の噂《うわさ》も高い学匠《がくし....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
それに答えて、「人尽夫也、父一而已」といった。 という記事と、更にまた「論語」
子路篇の、 葉公語二孔子一曰、吾党有二直レ躬者一、其父攘レ羊而子証レ之、孔子曰....
「私の小説」より 著者:坂口安吾
少し威張つて、かう答へる。私はまアできそこなひの、その上本物よりも大いにエロな、
子路だ、と。つまり猪八戒と
子路の合ひの子なので、猪八戒の勢力範囲が旺勢だから、天....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
かに天意のどこにあるやは察《さっ》しられる。 孔子《こうし》の弟子《でし》なる
子路《しろ》は勇《いさ》ましい男性的の者であって、つねに勇を好んだ。ある日|孔子....
「おせん」より 著者:邦枝完二
代目菊之丞を継いでからは上上吉の評判記は、弥が上にも人気を煽ったのであろう。「王
子路考」の名は、押しも押されもしない、当代随一の若女形と極まって、出し物は何んで....
「鯰」より 著者:佐藤垢石
貴公なにしちょるか」といって、大声であたりへどなりまわした。そこへ、孔子の弟子の
子路がやってきて、師の身辺を脅かすとは怪しからん奴、とばかりその大男を庭へ引き摺....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
えられるのである。 居士が飄亭君に宛てた手紙の中に、「一語なくして家に帰る。虚
子路より去る。さらでも遅き歩は更に遅くなりぬ。懐手のままぶらぶらと鶯横町に来る時....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
韜晦していた。二葉亭はこの両川の薫陶を受けたが、就中古川に親近して古川門下の顔淵
子路を任じていた。その性格の一部が古川に由て作られたのは争われない。 当時の官....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
《じつあく》の俳優を描き、文調は重《おも》に瀬川菊之丞《せがわきくのじょう》(王
子路考)中村松江《なかむらまつえ》(里公)岩井半四郎(杜若)の如き女形《おんなが....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
は楚王が師を興して孔子を迎えたという話をむしろ反証するものである。 葉公、孔子を
子路に問う。
子路。子曰く、女(汝)奚ぞ曰わざる、その人と為りや、発憤して食を忘れ....