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孕み女
「孕み女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孕み女の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
てついに一疋余さず平らげてしまったと記す。日本にも永正元年武州に鼠多く出て、昼、
孕み女を食い殺し、その処の時の食物を食い猫を鼠皆々食い殺す(『甲斐国妙法寺記』)....
「対話」より 著者:宮本百合子
、危地へすらりとかたまらせる。――舷に手をかけ、救けを求める奴なぞは叩き沈めろ!
孕み女が転んだとて、容赦なんぞはいるもんか。 ヴィンダー ――ところで、妙な軍装....
「魔王物語」より 著者:田中貢太郎
いた。 また某夜などは、平太郎が寝ようと思って戸じまりをして室へ帰って来ると、
孕み女が醜悪な容をして室の真中に仰向けになっていた。剛気な彼は笑いながら女の腹の....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
家々の門に来てこれを振りまわし、ダシヤレダシヤレ、またはハーラメダーセ、すなわち
孕み女を出せとわめくのである。現在はたいていお菓子や餅を与えて帰すだけだが、固い....