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「字凧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

字凧の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
町の万よしという寄席で紙鳶をひき当てたことを覚えている。それは二枚半で、龍という字凧であった。わたしは喜んで高座の前へ受取りにゆくと、客席のなかで例の「やってし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
は紅紫|絢爛《けんらん》、いくつもの、いかのぼりが飛揚していることを知りました。字凧、絵凧、扇凧、奴凧、トンビ凧の数を尽し、或るものは唸りを立てて勇躍飛動する、....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
悪童、凡童、入り交じって競ったものである。やっこ凧、武者凧、とんび凧、お多福凧、字凧、二枚半、三枚半の大凧など、ああいう春景色も、過去になった、歴史の永遠な空の....