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字数
「字数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
字数の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三四郎」より 著者:夏目漱石
人であった。すると与次郎が突然立った。 「ダーターファブラ、シェクスピヤの使った
字数《じかず》が何万字だの、イブセンの白髪《しらが》の数が何千本だのと言ってたっ....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
一切智に帰命し奉る) 心経の名前は他にないのであります。『心経』は全部で、その
字数はたった二百六十字しかありません。もっとも、私どもが日ごろ読誦しております『....
「読書法」より 著者:戸坂潤
題から見ると、どの文庫版も大差ないと見ることが出来よう。星一つの値段は違っても、
字数からいうとあまり価格の差はないようだ。問題はその内容の区別にある。まずありと....
「俳句の型式とその進化」より 著者:寺田寅彦
字三字四字から二十五字六字というのがあるかと思うと三十四字五字というのもある。文
字数においてすでに短歌の三十一文字を凌駕しているのであるが、一方ではまた短歌のほ....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
どの古い部分に現われたいろいろの歌ではまだ七五の形は決定していないで、いろいろの
字数の句が錯雑している。そうしてその錯雑した中に七五あるいは五七の胚芽のようなも....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
後半になるとそれがなくなっている」 それ位にして、あとは正攻法に移る。 まず
字数を算えてみる。 「ほう、二百字ある。ちょうど二百字だ」 きちんと二百字だと....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
持って守っています。それは或る人にとっては生れた日であったり、または名前の綴りの
字数であったり、その由って来たるところは千差万別ですが、みな自分の数字を限りなく....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
り出来るけれども、詩の修辞は別段なものであるから、他の詩に熟達した人から見れば、
字数だけは五言や七言にはなっていても、全く詩とはならなかったのである。でも自分だ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
。ところが、それ以下の十四字は、遺憾ながら読むことができないのですが、なんとなく
字数の工合から察して、それには二人の名が、隠されているように思われるのです。もち....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
とを語るのは、今はその時期ではない。何しろ、彼はまだ、歌一首作るにも、指を折って
字数を数えてみなければならない程度の幼い詩人だったし、それに、恭一の詩に対してあ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
クメイなことは性に合わないのである。しかし「上宮聖徳法王帝説」なるものは、本文の
字数はいくらもないけれども、読んでみると、おもしろいね。 なぜ面白いかって? ....
「歌の口調」より 著者:寺田寅彦
ったり下がったり、不規則な波状を画いているが、この波の一つの峰から次の峰までの文
字数がかなり広い範囲内で色々に変っている。このような波の長さの長いのが多ければ峰....
「申訳」より 著者:永井荷風
さだめて、一気呵成に事件の顛末を、まずここまで書いて見たから、一寸一服、筆休めに
字数と紙数とをかぞえよう。 そもそも僕が始て都下にカッフェーというもののある事....
「文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
いか、評論を書かないではないに拘らずなぜ評論家と世間は見做さないのか、単に評論の
字数の多少の問題ではあるまい。又作家的エネルギーに較べて評論家的エネルギーが小さ....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
異なっているかということになると、種々の点があるが、その一番根本でまた主なものは
字数が十七字であるということが一番大きな特色である、もっとも十七字といったところ....