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「字格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

字格の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
将軍」より 著者:芥川竜之介
っていた、田口《たぐち》一等卒《いっとうそつ》にほかならなかった。――彼は戸の卍字格子《まんじごうし》を後に、芸者の写真へ目をやっていたが、参謀の声に驚かされる....
映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
の描く単純で力強い並行線のパースペクチヴ。牢屋や留置場の窓の鉄格子、工場の窓の十字格子。終わりに近く映出される丸箱に入った蓄音機の幾何学的整列。こういったような....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
み方と反対に、今度はいかにものんびりと石の階段を踏上《ふみのぼ》って行く。 喜字格子《きじごうし》の戸を押して中へ入ると、館が厚い石造のところへもって来て窓が....