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字配り
「字配り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
字配りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
て見る)なるほど、「朱に交われば赤くなる」だね。だいぶしっかりして来たね。も少し
字配りをよくしたらなおいいだろう。丹誠してお稽古したおかげだよ。(松若の頭をなで....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
/\と書き立てた保釈願を出した。翌日不許可になると、再び同文の、而も筆の運びから
字配り、行割りから字と字の間まで寸分違わぬ、よくもかくまで同一に書けたものだと思....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ばならん、矢張ぷっつけに大藏殿と書け」 菊「貴方のお名を……」 大「ま書け/\、
字配りは此処から書け」 と指を差された処へ筆を当てゝ、ちゃんと書いた後、自分の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
だん》の木柱を、祭壇の前の程よきところへ寝かして、道庵はしきりに、文句の吟味と、
字配りの寸法に、思案を凝らしているようでありましたが、並《な》みいる連中は、この....