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存亡の
「存亡の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
存亡のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
になって友人に読んで聞かせたそうだ。二葉亭の露西亜語は日露の衝突を予想しての国家
存亡の場合に活躍するための準備として修められたのだから、「君は支那公使となれ、我....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
えることは帝国軍人の最も本懐とするところです。さア行こう光栄ある戦場へ! 皇国の
存亡の懸けられたる太平洋へ!....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
だといわれるでしょうが、わしは自分の名声のために特使に立ったのではない。わが国の
存亡の決まる日がすぐそこに見えているために、これが最後のチャンスと奮い起って立っ....
「蠅男」より 著者:海野十三
落ちた仮面 「此奴がッ――」 ドドンと帆村は敢然引き金を引いた。今や危急
存亡の秋だった…… 「うわッはッはッ」 人を喰った笑い声もろともアーラ不思議、....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
も主人の家が潰れるか立つか、自分たちも生きるか死ぬか、それさえも判らぬという危急
存亡の場合であるから、誰もそんなことを問題にする者はなかった。 不安と動揺のう....
「ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
のある微笑をもらした。見ると、ガスコアン大尉の顔は怒りに震えていた。大尉は国家の
存亡の時に当っても、なお自分の意地を捨てないで、独軍の侵入を欣《よろこ》んでいる....
「秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
のマリニャスは、憤慨したものの、折柄本国のイスパニアが、和蘭と事を構えていて国家
存亡の際だったので、日本と抗争状態に入ることを惧れ、僧侶コボスと船長リヤノという....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
て、対策を講じなければならないと云った。佐伯たちがその先頭に立った。「H・S危急
存亡の秋、諸君の蹶起を望む!」と、愛社心を煽って歩いた。――彼等はそんなときだけ....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
清三は慨嘆して、「国家のために勇ましい血を流している人もあるし、千載の一遇、国家
存亡の時にでっくわして、廟堂の上に立って天下とともに憂いている政治家もあるのに…....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
、人間の主体による時間的把握に関係しているが(「存じています」・「存続」・「危急
存亡の秋」・等)、「在」の方は人間主体が空間的に一定場所を占めることを意味してい....
「立札」より 著者:豊島与志雄
いてくれたし、一度も俺のいいつけに背いたことはなかった。それが今度に限って、危急
存亡の瀬戸際に臨んで、俺の言葉を全く無視するどころか、悉く反対なことばかり仕出来....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
寛之助も、当家にとっては私事にすぎぬ。島津は愚か、徳川も、或いは日本の国も、危急
存亡の秋《とき》に立っているのが、只今の時世だ。久光に命じて、吉野ヶ原に於て、青....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とのやつらは神妙に待っておれ、お差図があるまでここを動いてはならん」 この危急
存亡の秋《とき》に、天なる哉、命《めい》なる哉、ゆらりゆらりとこの店へ繰込《くり....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うとする者もありません。
こういう場合に於ての宇治山田の米友――またしても危急
存亡の場合に、英雄が居合わさない。
だが、この場合は全く軽井沢の場合と別に、一....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たいものだ」 「冗談じゃない、物見遊山に行くんじゃないぞ、まさにお雪ちゃんの危急
存亡の場合なんだ――ところで、品右衛門爺さんを先導且つ監督として、拙者が正使に当....