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孚
「孚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孚の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「語られざる哲学」より 著者:三木清
悪が悉く善にまで高められ、もしくは善によって抱擁されるという美しい希望をほのかに
孚《はぐく》もうとする。 一一 よき生活を生きようとする人が最初に獲....
「荷花公主」より 著者:田中貢太郎
南昌に彭徳
孚という秀才があった。色の白い面長な顔をした男であったが、ある時、銭塘にいる友人....
「渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
は、不幸な母の無い片親の、しかも頼りない片親の子として、未亡人の狂熱的な愛の許に
孚《はぐく》まれた。正隆を片親の子として、偏愛のうちに抱擁した未亡人は、第二代目....
「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」より 著者:宮本百合子
立し、中国国民党宣言を発表した。京漢鉄道総工会の成立大会を武力解散させた軍閥呉佩
孚に対して中国労働者がジェネストを起し、英国の労働運動に一つのエポックをつくった....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
廻リニハ出席ガ五百八十半人有ッタガ、ソノ時ハオレガ一本勝負源平ノ行司ヲシタ、赤石
孚祐先生ノ年忘レハ岡野デシタガ、行司取締ハオレダ、井上ノ先伝兵衛先生ノ年忘レニモ....
「痀女抄録」より 著者:矢田津世子
潔癖さを世間の眼は「旋毛曲り」とみていた。 師匠のその潔癖さは、そのまま徒弟を
孚むうえでの鞭ともなり、ただひたむきにその道へと駆り立てる。鞭は徒弟の曲を矯める....
「三国志」より 著者:吉川英治
を待っていた。その通路は城内から切り開いてやらなければならなかった。 主簿の李
孚は、審配へ向って、こういう一案を呈した。 「この上、外にある味方の大兵が城内に....
「三国志」より 著者:吉川英治
ウ とある古書の記述もあながち誇張ではなかったに違いない。 時に、侍側の司馬
孚は、 「太子には、いたずらに悲しみ沈んでおられる時ではありません。また左右の重....
「論語とバイブル」より 著者:正宗白鳥
の小学校の先生でも常にいっている。「有朋自遠方来不亦楽乎。」の言も平凡。元田|永
孚《えいふ》先生の如きはこの一節を説明するにも幾万言を費し、古今の大真理としたそ....