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孝廉
「孝廉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孝廉の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
陳巌の妻 舞陽の人、陳巌という者が東呉に寓居していた。唐の景龍の末年に、かれは
孝廉にあげられて都へゆく途中、渭南の道で一人の女に逢った。かれは白衣をつけた美女....
「陸判」より 著者:田中貢太郎
呉侍御の夢に女があらわれて、 「私を殺したのは、蘇渓の揚大年という悪党ですよ、朱
孝廉の知ったことではありません、ただ朱
孝廉の妻が美しくないから、陸判官が私の頭と....
「続黄梁」より 著者:田中貢太郎
福建の曾
孝廉が、第一等の成績で礼部の試験に及第した時、やはりその試験に及第して新たに官吏....
「竇氏」より 著者:田中貢太郎
て使いを帰してきた。南の家ではまた怪しい死体の処置に困った。 その時|姚という
孝廉があって、その女が歿くなって葬式をしたところで、一晩おいて盗賊の為に棺を破ら....
「珊瑚」より 著者:田中貢太郎
安大成は重慶の人であった。父は
孝廉の科に及第した人であったが早く没くなり、弟の二成はまだ幼かった。大成は陳姓の....
「連城」より 著者:田中貢太郎
すそれを重んじたが、しかし、家はそれがために日に日に衰えていった。 その時|史
孝廉という者があって一人の女を持っていた。女は幼な名を連城といっていた。刺繍が上....
「三国志」より 著者:吉川英治
詫びた。 そしてなお、いうには、 「お忘れではあるまい。あなたの厳父とは、共に
孝廉に挙げられ、少壮の頃には、いろいろお世話になったものだ。後あなたも都の大学を....
「三国志」より 著者:吉川英治
く汝を知る。汝は世々東海の浜にいて、家祖みな漢朝の鴻恩をこうむり、汝また、はじめ
孝廉にあげられて朝に仕え、さらに恩遇をたまわりてようやく人と為る。――しかも朝廟....