孝悌[語句情報] »
孝悌
「孝悌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孝悌の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
。その女《むすめ》が、告発後自殺するならば、夫に対しては義を守り、父兄に対しては
孝悌の道を尽す者であるということが出来るけれども、これは備《そなわ》らんことを人....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
より一層あとなき言なり。その小乗の教は一切の事皆式に依りて行へとなり。孔子の道も
孝悌仁義より初めて諸礼法は仏家の小乗なり。その一以貫之は此教を一にして執中に至り....
「激動の中を行く」より 著者:与謝野晶子
て、この事は大抵の人に思い当る所があると信じます。 保守主義者は家族制度を以て
孝悌忠信の保育所であるように考えているのですが、実際は大抵の場合これと反対な結果....
「『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
夫の子、いかに孝行の名高しと雖、堯が直に之を擧げて帝王の位を讓れりといへる、その
孝悌をいはんがためには、その父母弟等の不仁をならべて對照せしめしが如きは、之をし....
「大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
したと聞き、これは一大事と胸を痛めた。そこで一通の建白書を作り、後藤象二郎、福岡
孝悌、この二人の家臣をして将軍慶喜に奉らしめ、平和に大政を奉還せしめ、令政をして....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
本末の区別なかるべからざるなり。 例えば支那流に道徳の文字を並べ、親愛、恭敬、
孝悌、忠信、礼義、廉潔、正直など記して、その公私の分界を吟味すれば、親愛、恭敬、....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
青年たちが今まで体験して来た家族生活が、ちょうどこの道の場なのである。そこでこの
孝悌が治国平天下の道の本であり従って仁の本であることを説いた有若の語は、ちょうど....
「小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
するを憂《うれう》る者なきに非ず。たとえば、天文、地理、究理、化学等は技芸なり。
孝悌忠信は道徳なり。究理化学を学び得るも、
孝悌忠信の道を知らざれば、世の風俗は次....