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孟
「孟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
たん》とを浮かせた青磁《せいじ》の硯屏《けんびょう》、それから蘭《らん》を刻んだ
孟宗《もうそう》の根竹《ねたけ》の筆立て――そういう一切の文房具は、皆彼の創作の....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
るこの国へ渡って来たのは、泥烏須《デウス》ばかりではありません。孔子《こうし》、
孟子《もうし》、荘子《そうし》、――そのほか支那からは哲人たちが、何人もこの国へ....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
恍惚《こうこつ》と坐っていた。………
「それから一日か二日すると、お蓮――本名は
孟※蓮《もうけいれん》は、もうこのK脳病院の患者《かんじゃ》の一人になっていたん....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
ないものと信じていた。「君《きみ》君為《きみた》らざれば、臣臣為らず」――これは
孟子《もうし》の「道」だったばかりではない。その後《うしろ》には、人間の自然の「....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
の、柿だの、梨だの、梅だのの、いろんな果物の木もあった。 そしてその竹藪には、
孟宗のほかに、細い、その竹の子をおもちゃにしてポンポン吹いて鳴らす竹があった。や....
「風波」より 著者:井上紅梅
々々拾い読みして、五虎将の姓名を説きあかすのみならず、黄忠の字が汗升、馬超の字が
孟起などということまで知っている。革命以後、辮子を頭のてッぺんに巻き込んで道士の....
「荘子」より 著者:岡本かの子
来はじめ、それと伍して幾つもの学派が並び起った。 孔子の倫理的理想主義を承けて
孟子は人間性善説を提掲した。これに対して荀子は人間性悪説を執り法治論社の一派を形....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
たというは、当時馬琴が戯作を呪う間にさえ愛読というよりは熟読されて『八犬伝』が論
孟学庸や『史記』や『左伝』と同格に扱われていたのを知るべきである。また、この外曾....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
年 「人生の春」新古美術品展出品(三等賞)「美人図」全国絵画共進会出品(銅牌)「
孟母断機」 同 三十三年 「花ざかり」日本絵画協会出品(二等銀牌三席)「母子」巴....
「孟母断機」より 著者:上村松園
愚なる者にいたりては、けだし古来|稀なり」 わたくしは、かつてのわたくしの作「
孟母断機」の図を憶い出すごとに、一代の儒者、安井息軒先生の、右のお言葉を連想する....
「山吹」より 著者:泉鏡花
く。紫雲英の花あちこち、菜の花こぼれ咲く。逕をめぐり垣に添いて、次第に奥深き処、
孟宗の竹藪と、槻の大樹あり。この蔭より山道をのぼる。 狭き土間、貧しき卓子に向っ....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
奴は、さし込み以上の疫病神だと、怒鳴るでがしょう。 一体何という藪だ、破竹か、
孟宗か、寒竹か、あたまから火をつけて蒸焼にして噛ると、ちと乱だ。楊枝でも噛むこと....
「土田さんの芸術」より 著者:上村松園
の頃土田さんの好んで描いた題材は、主として田舎の現代風俗だった。その中に珍しく〈
孟宗竹〉があった。これは向日町辺に写生に通ったりしたものだったが落選したと聞いた....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
のを教育して、善良の人とならしむるがごときこれなり。地位の教育とは、世のいわゆる
孟母三遷の教育その一例なり。名称の教育とは、これに普通名称教育と特有名称教育の二....
「西航日録」より 著者:井上円了
余、拙作一首を示すに、君これに和す。その詩に曰く、 日本井上円了博士遠訪于哲
孟雄金剛宝土贈詩和之 万死奔亡救国危、余生身世入須弥、何当空谷来鸞嘯、了尽人天更....