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孟春
「孟春〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孟春の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ばせて、すぐあとから同じ虚無僧姿をやみの中へ包ませてしまいました。 3
孟春《もうしゅん》四月の半ばをすぎた城下の夜半は、しんとぬばたまのやみに眠って、....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
のでした。 2 待つことおよそ小半とき――。日はうららにもうららかな
孟春《もうしゅん》四月の真昼どきでした。そして、案の定、右門のにらんだずぼしは、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
には必ず白馬を尊ぶ。 『礼記《らいき》』に春を東郊に迎うるに青馬七疋を用いるの、
孟春の月天子蒼竜(青い馬)に乗るなどとあり。わが朝またこれに倣《なろ》うて、正月....
「京の四季」より 著者:和辻哲郎
ら見れば楓はほんの一部分である。新緑のころ、東山の常緑樹の間に点綴されていかにも
孟春らしい感じを醸し出す落葉樹は、葉の大きいもの、中ぐらいのもの、小さいものとい....