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孤忠
「孤忠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孤忠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
は身を殺したる者もありしに、天下後世の評論は講和者の不義を悪《にく》んで主戦者の
孤忠《こちゅう》を憐《あわれ》まざる者なし。事の実際をいえば弱宋《じゃくそう》の....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
降る雨の徒々を慰めつつ改めて宝剣を献じて亡父の志を果す一条の如き、大塚匠作父子の
孤忠および芳流閣の終曲として余情|嫋々たる限りなき詩趣がある。また例えば金光寺門....
「三国志」より 著者:吉川英治
濡らしながら城門をひらいて、孔明の軍を迎え入れた。 孔明は、城に入ると、王伉の
孤忠をたたえて、同時にこうたずねた。 「ご辺には良い家臣がおると思われる。そも、....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
と山中鹿之介を入れて、敵との境を守らせた。主の勝久は若年でまだ二十六歳。その下の
孤忠の臣たり一代の侠骨鹿之介幸盛は、三十九歳の稜々たる骨がらの持主であった。 ....