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孤村
「孤村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
孤村の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
ニなどと付景気《ついげいき》をして進んで行くと、この山中|諸所《ところどころ》の
孤村では、今宵の月景色を背景に、三々五々男女|相集《あいあつま》って盛んに盆踊り....
「草枕」より 著者:夏目漱石
、誰《だ》れが見ても、誰《だれ》に聞かしても饒《ゆたか》に詩趣を帯びている。――
孤村《こそん》の温泉、――春宵《しゅんしょう》の花影《かえい》、――月前《げつぜ....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
さである。「質屋」という言葉が、特にまた生活の複雑した種々相を考えさせ、山中の一
孤村《いちこそん》と対照して、一層侘しさの影を深めている。 冬ざれや北の家陰《や....
「叔父と甥と」より 著者:岡本綺堂
大西一外君に誘われて我と共に雑司ヶ|谷の鬼子母神に詣でしことあり。その帰途、柳下
孤村君の家を訪いしに、
孤村君は英一のために庭に熟せる柿の実を取って遣らんという。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
どらぬ 七日、晴れ。午前十時より車行二十八マイルにして、ラプラタ町に至る。途中
孤村を一過するに、戸々水をくむに風車を用うるを見る。
孤村一路繞、緑楊葉底紫藤花....