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「孤閨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

孤閨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
方を良人に持ったといっても、今度のような侮辱を受けながらなお尼にもならず妻として孤閨を守っていくことは例もないほど恥ずかしいことに違いないと、それからそれへと思....
源氏物語」より 著者:紫式部
ってお帰りになるようなことを宮はあそばさないのであって、情人の所をお訪ねになって孤閨を夫人にお守らせになることもなかったのが、にわかに一方で結婚生活をするように....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
日前の或る新聞にも、「開国始末」で冤を雪がれた井伊直弼の亡霊がお礼心に沼南夫人の孤閨の無聊を慰めに夜な夜な通うというような擽ぐったい記事が載っていた。今なら女優....
大岡越前」より 著者:吉川英治
強かった。幼な子たちの養育にも思い残りのない気がする。ただ彼は、彼女がこれからの孤閨に母としてのみ生きてゆく長い前途に、一日もはやく健康をとり戻すように――と、....