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「学侶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

学侶の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪の宿り」より 著者:神西清
入浴のことを掌る役目だからである。しかし由玄はこの通り名で、大|華厳寺八宗兼学の学侶のあいだに親しまれている。それほどにこの人は風呂好きである。したがって寝酒も....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
宇治|黄檗山《おうばくさん》の山口智海という二十六歳の学侶が西蔵《チベット》へ行って西蔵訳の大蔵経(一切経または蔵経、仏教の典籍一切を....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
、決して宗教の社会に翼をひろげようとして大僧正をねらうというような、野望に燃える学侶たちとはちがうのだから、その山棲みが案外のんびりとしていたろうし、決してまた....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
年六月に「京畿内の浄行僧九人を選び山房に住せしむと『続日本紀』にある。ただに後の学侶・聖等の区別ばかりでなく、奈良朝頃からすでに、その行によって、法師にも浄行智....