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学内
「学内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学内の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十世紀旗手」より 著者:太宰治
。太宰治。」
七唱 わが日わが夢
――東京帝国大
学内部、秘中の秘。――
(内容三十枚。全文|省略《カット》。)
八....
「虚構の春」より 著者:太宰治
たぼくは、直に共鳴して、鎌倉の別荘を売ったぼくの学費を盗みだして兄に渡し、自分も
学内にR・Sを作りました。関タッチイはそのメンバーであり、彼の下宿はアジトでした....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
とうとう》あなたの手紙は来なかった。
それから間もなく、ぼくは兄の指導下に、
学内のR・Sを手始めとして、段々本格的な左翼《さよく》運動へと走って行きました。....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
り従来記録されていないと思うきわめて興味ある現象がある。 アインシュタインが大
学内を歩いているときにはいつでも、その後ろに学界の長老たちが影のように附き添って....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
授会乃至評議会としての大学自治組織があって、それが対政府的にも対社会的にも、又対
学内的には無論、或る程度まで効力を有っているという点だ。之は帝大教授の一種の学術....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
)を愛好する人々の、この類型は珍しくはないと信じるからである。
ブルジョア哲
学内部の、又は外部からブルジョア技術哲学を援用する処の、技術哲学乃至技術論は要す....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
的表象は人物と事物との性格を分析し又描写するものだと云っていいからである。――文
学内容は具体的でなければならぬと云う、併しそう云われる意味をつきつめて行くと、本....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
あり、更に又、今一々詳しく説明するまでもなく、芸術理論文化理論が実は寧ろ一種の哲
学内容でさえあるという関係を参考するとすれば、日本の現下の自然科学・社会科学・文....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
社会的に反省させるだけの内部的な矛盾も、困難もなかったからで、つまりまだ、自然科
学内部に於ては、科学論への真剣な省察や、ましてマルクス主義的、唯物論的、な科学論....
「科学と科学の観念」より 著者:戸坂潤
ある。之は正に、政治的な観念として、今日提出されているのだ。科学という観念が(科
学内容の夫々ではない)政治的な観念となる、またなっている、ということには、語弊も....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
欲しいものだ。 応援団とダラク書生 一部の素行よからぬ学生のため、大
学内に自治運動が起りつつある由であるが、自治がどのような方法で行われるのか、自治....
「お奈良さま」より 著者:坂口安吾
怖れられていた。 中学校二年の糸子は押しも押されもしない言論界の猛者であった。
学内の言論を牛耳るばかりでなく、町内婦人会や街頭に於ても発言することを好み、彼女....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
国の諸学を捨ててひとり西洋学を用うるは、はなはだ怪しまざるべからず。 西洋の大
学内には、たいてい神学部あらざるはなし。英国の大学は論をまたず、ベルリン大学にも....
「西航日録」より 著者:井上円了
バーン(Lisburn)中学、ともにその名高きをもって一日訪問せり。リズバーン中
学内には、生徒のために構内に一宇の遊泳場を設け、冬時は蒸気をもって水温を高め、四....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
のおどろきは相当なものがあった。此の共産党事件に佐野教授が関係があるというので大
学内における佐野教授の研究室の捜査が行われた。これに対してまた、われわれ学生の憤....