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学問
「学問〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学問の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
の書くものには天然自然の人間が出ていやす。決して小手先の器用や生《なま》かじりの
学問で、でっちあげたものじゃげえせん。そこが大きに蓑笠軒隠者《さりゅうけんいんじ....
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
です。ただ阿媽港《あまかわ》にいた時分、葡萄牙《ポルトガル》の船の医者に、究理の
学問を教わりました。それを実地に役立てさえすれば、大きい錠前を※《ね》じ切ったり....
「路上」より 著者:芥川竜之介
、見上げるような大書棚《おおしょだな》が、何段となく古ぼけた背皮を並べて、まるで
学問の守備でもしている砦《とりで》のような感を与えていた。
が、それだけの人間....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
の Kritik や何かではない。只《ただ》如何に小説や戯曲の批評をするかと言う
学問である。
「諸君、先週わたしの申し上げた所は御理解になったかと思いますから、....
「或る女」より 著者:有島武郎
じられるものなら信じようとしているのです僕は」
「それはあなた方《がた》のなさる
学問ならそれでようござんしょうよ。けれども人情ずくの事はそんなものじゃありません....
「星座」より 著者:有島武郎
な。ブルジョア気分のものじゃないかな。俺なんかはそんなことは考えもしないがなあ。
学問だって俺ゃ勘定ずくでしているんだ。むりでも何んでも大学程度の
学問だけはしてお....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
きない事実の成り行きがそのあるべき道筋を辿《たど》りはじめたからだ。国家の権威も
学問の威光もこれを遮《さえぎ》り停めることはできないだろう。在来の生活様式がこの....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
と、「それでもまあ褌だけ新しくってよかった」と言ったそうである。 二〇
学問 僕は小学校へはいった時から、この「お師匠さん」の一人|息子に英語と漢文と....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
用いた。然し私はこれを中等教育にも高等教育にも延長して考えることが出来ると思う。
学問の内容よりも
学問そのものを重んじさせるということ、知識よりも暗示を与えるとい....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
育につきて申上げてみましょうか――時代が時代ゆえ、教育はもう至って簡単なもので、
学問は読書、習字、又歌道一と通り、すべて家庭で修めました。武芸は主に薙刀の稽古、....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
予は越後三条の生れなり。父は農と商を兼ねたり。伯父は春庵とて医師なり。余は父よりは伯父に愛せられて、幼きより手習
学問のこと、皆な伯父の世話なりし。自ら言うは異な事なれど、予は物覚えよく、一を聞....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
本もやっていた。リボーは名前から判ずると、生来の英国人では無いらしい。とにかく、
学問も多少あったし、占星術も学んだという人である。 一八〇四年にミケルは十三歳....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
はコネティカット州の生れだったが、その州はアメリカじゅうに森林の開拓者はもちろん
学問の開拓者も供給し、毎年大ぜいの木樵を辺境におくり、教師を田舎に出している。ク....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
ぱな画の会を作って、その会長さんにでもおなりなさるわ。お嫁にしてもらいたいって、
学問のできる美しい方が掃いて捨てるほど集まってきてよきっと。沢本さんは男らしい、....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
九月であるが、早稲田を志望したのは早稲田は大隈重信侯が、時の官僚の軍閥に反抗して
学問の独立、研究の自由を目標として創立した自由の学園であるという所に青年的魅惑を....