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「学報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学報の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風知草」より 著者:宮本百合子
見ているうちに、必要な書類が出るより先に、一つの大型ハトロン封筒が出た。裏に、文
学報国会と紫のゴム印が捺されてある。封筒の中にはひろ子の小説をうつした原稿が入っ....
「惜別」より 著者:太宰治
いたい、と言われたという。 あとがき この「惜別」は、内閣情報局と文
学報国会との依嘱で書きすすめた小説には違いないけれども、しかし、両者からの話が無....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
の後に Van Hinloopen Labberton が一九二五年のアジア協会
学報に載せた論文を読んで、自分の素人流の対比がそれほど乱暴なものでなかった事を知....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
一 連句の独自性 日本アジア協会
学報第二集第三巻にエー・ネヴィル・ホワイマント氏の「日本語および国民の南洋起原説....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し遅れたは、ちょうどその頃|谷本富《たにもととめり》博士より、三月初刊『臨済大学
学報』へ出た「蛇の宗教観」を示された。その内には自分がまさに言わんとする事どもを....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
てから、日本の殆どすべての作家、詩人が、軍事目的のために動員され、文芸家協会は文
学報国会となって、軍報道部情報局の分店となり、日本の文学は、文学そのものとして崩....
「ある回想から」より 著者:宮本百合子
てしばらくして、文芸家協会は改組した。ばからしい、いかめしい官僚組織になって、文
学報国会となった。評論家協会は、言論報国会となった。文
学報国会の大会では、軍人が....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
活動は、今の日本の文学全体を推進させるために必しも有効に働いていない。戦争中、文
学報国会として戦争協力した文芸家協会は、再出発後も理事会を目下エロティックな文学....
「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」より 著者:宮本百合子
ちの書いたものを出版させて印税をむさぼりながらすべての平和、自由を窒息させた。文
学報国会が大会を陸海軍軍人の演説によって開会し、出席する婦人作家はもんぺい姿を求....
「年譜」より 著者:宮本百合子
的のために作家と文学の動員されることはますますはげしくなって「文芸家協会」は「文
学報国会」となり、作家のある人々は、積極的に報道員となって中国に行った。日本の戦....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
おくれたについては、満更わるくもないニュースがあるの。 文芸協会から――今の文
学報国会――自選作品集を出します、いろんな人が一篇ずつ小説を出して。私は「今朝の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
事をしたと大声に喋る人間は、時局屋ですから。遊廓はのこされるらしい風です。 文
学報国会で久米正雄や他の人が世話役で、作家の勤労者集団生活の舎監へのり出すことが....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
なく、そしてまた科学者たちは本来の科学研究を行うのに寧日なく、自己の科学趣味や科
学報恩の意志を延長して科学小説にまで手を伸ばそうという人は皆無だった。 ところ....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
究の「プラン」であり、着々その研究の実現を望んでいる。支那数学については、『東洋
学報』上に載せたる「支那数学の特色」、「疇人伝論」、「清朝時代の割圜術の発達に関....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
ナ思想に関するものであって、初から単行本で出したものもあるが、その多くは、『東洋
学報』とか『東洋文庫論叢』とか、または東大文学部出版の名義になっている『満鮮地理....