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「学士院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

学士院の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
立たしいものでなければならない。 ある日上野の科学博物館裏を通ったら、隣の帝国学士院の裏庭で大きな白犬の写真を撮っていた。犬がちっとも動かないでいつまでもじっ....
地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
たものである。もっともこの測量には多大の費用がかかるのであるが、それは幸いに帝国学士院や、原田積善会、服部報公会等の財団または若干篤志家の有力な援助によって支弁....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
名な実験物理学の権威《けんい》、そして赤見沢ラボラトリーの所長、万国《ばんこく》学士院会員、それから……いや、後は省略しましょう。ここまで申せば、課長さんも赤見....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
国技師の、行動の内に最も著しく見て取れる。例えばシャフチンスキー事件・ウクライナ学士院事件・連邦学士院事件・ベリャンチコフ事件・ナホリト事件・産業党事件・等々に....
社会時評」より 著者:戸坂潤
いう財団法人を設立し、百万円の基金による利子の内年五千円を、学術研究費として帝国学士院へ、残りの利子を有望な学者と貧困な学生とに給費することにしたそうである。そ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
場を棄てて永年宮中に奉仕せられ学界とは縁を絶っている」云々というが、現に氏は帝国学士院会員で一代の碩学たる学界公認の人物ではないか。而も氏は、恰も憲法の解釈を司....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
ト革命直後三年間の大臣と次官、一九二二年以後のファシスト事務総長、国民軍指揮官、学士院長、国防特別裁判所長、総組合長などです。そこで、この最高幹部会で、取捨選択....
ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
やりなおそうということにしました。 それで、彼等は国王に願って、このラガードに学士院を作りました。ところが、これがついに全国の流行となって、今では、どこの町に....
観点と距離」より 著者:寺田寅彦
ある日、浜町の明治座の屋上から上野公園を眺めていたとき妙な事実に気がついた。それは上野の科学博物館とその裏側にある帝国学士院とが意外に遠く離れて見えるということである。この二つの建築物の前を月に一度....
工学博士末広恭二君」より 著者:寺田寅彦
事務取扱の職に留まってこの揺籃時代の研究所の進展に骨折っていた。昭和二年には帝国学士院会員となった。 昭和六年の秋米国各大学における講演を頼まれて出張し、加州....
話の種」より 著者:寺田寅彦
せられたので、露国政府ではその研究のために学者を同地方に派遣することとなり、同国学士院の動物学博士等数名が出張を命ぜられたそうである。約一年余の時日を費やす予定....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
を了え、かつ大方印刷をもおえていたし、またその理論の概要はパリの精神学及び政治学学士院に報告せられ、解説せられていたのである(三)。ジェヴォンス氏は私と同じく、....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
家。 アンデルソン(人)Anderson. アカデミー 〔Acade`mie.〕学士院。 アンチノリ(人)Antinori. イタリア科学者。 アントロギア A....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
御老人之事、くれぐれ御案じ上候。猶ほあなた様方も御留守|者嘸々御配意と存じ申候。学士院之選挙人と申候。いかゞ相成候哉と存候。此方よりは出し置候事候。先は右一応之....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
ャラな手腕家は結局あまり大した政治家ではないのが常だ。学術振興会・学術研究会議・学士院・貴族院・等に於ける半政治的な仕事では大きなファクターであるが、本質は不覊....