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学林
「学林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学林の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿としていて、臼杵耶蘇会神
学林以来の神聖家族と云われる降矢木の館に、突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨が始ま....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
派の人々とも往来した。ハイネの詩を愛読する大学生とも親しかった。麻布の曹洞宗の大
学林から早稲田の自由な文学社会にはいったかれには、冬枯れの山から緑葉の野に出たよ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
違は、手と口が動いているいないの相違にすぎなかった。 英信はすでに優秀な成績で
学林の業を終り、特に師について更に深い学問を習っていたが、彼は本場の京都へ行って....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
らびにマニラから日本に潜入する。潜入した神父はヨーロッパ人も多いけれども、日本の
学林で一応の教義を学んだ後に国外へ脱走して、マニラやマカオで更に勉強し、修道士(....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
用いる物から眼に付くような物はたいてい梵語でいう。それからまた隠し言葉にもある。
学林の中であらわにいうと気の毒なことがある。例えば酒のことを般若湯といって見たり....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
尚の創始されたという、坊さんの学校になっていた。 坂の途中に今見えた「曹洞宗大
学林|栴檀苑」と書いてあった門がその入口なのである。 柳生家の邸は、ちょうど、....
「三国志」より 著者:吉川英治
、ここにいま誰が時代の中枢をつかんでいるか。劉表はすでに、次代の人物ではないし、
学林官海、ともに大器と見ゆるひともない。……突としてここに宇宙からおり立つ神人は....