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学理
「学理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学理の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放送された遺言」より 著者:海野十三
読んだとき、彼らはむしょうに腹だたしくもなったのだろう。 しかし私は充分これを
学理上からも説いたつもりだ。通俗記事にもして十三種の出版物にもした。大学の講堂で....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の不滅/スピノザ及びスペンサーの説/ランドルトの実験/エネルギーの不滅/器械的熱
学理論/この説の創設者等の説は哲学的基礎の上に立つものである/「熱的死」に関する....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
これを研究立証してみたくて、普通なら哲学でしょうが現代の諸事情も参酌して、純枠科
学理論の物理学を選びました。あなたにお訣れしたあの年の秋東北大学の理科に入り、今....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
うのは、犯行を完成させるための補強作用であって、その道程に欠いてはならぬ、深遠な
学理だとみて差支えない」
「冗談じゃない。あまり空論も度が過ぎるぜ」と熊城は呆れ....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
以来わずかに二十有三年、文化の進行は大長歩をもってしたりというといえども、深奥の
学理は豈に容易に人心に入るべけんや、かつ当初十年はまさに破壊の時代にあり、旧
学理....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
《きじゅつ》かな」 「奇術でしょうな。博士はそのときいっていました。これは正しい
学理に基く一つの実験なんだ。決してこの猫は化け猫ではないと説明されたんです」 「....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
り、そして各項について読後の簡単な批評と要点とが書きこんであった。もしも課長が大
学理科の卒業生だったら、そこに集められている文献が、この事件の謎を解く鍵の役目を....
「蚤」より 著者:斎藤茂吉
止したということが出ていた。独逸蚤との混血によって亜米利加蚤の性が悪くなるという
学理に拠ったものであった。こうなるともはや純客観というわけにはいかない。 昭和....
「科学的新聞記者」より 著者:桐生悠々
研究者の態度ではなくて、如何に事実を与うるにあることを知るだろう。例えば、今日の
学理的物理学の指導者は、約三十歳の人であり、その思想は約五十歳またはもっと年取っ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
、有名だった人である。この本はおもに研究の方面からファラデーの事を書いたもので、
学理の事があるが決して難解ではなく、良く書いてある。この本の終りの所にファラデー....
「妖怪学」より 著者:井上円了
則のみ存せることを論定せざるべからず。これ、妖怪研究の起こるゆえんにして、かつ、
学理にもとづきてその道理を考究するの必要なるゆえんなり。 かくのごとく論じきた....
「迷信解」より 著者:井上円了
連して地相も考うることになりおるが、宅地、住居が人の健康、衛生に関係あることは、
学理の上よりも、事実の上よりも否定することはできぬから、地相、家相は全然排斥すべ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
造物主あるの一条をもって世の学説に付会し、これ学術上の宗教なりと自ら許すは、世の
学理を知らざるものを籠絡する好手段なるも、学者の目よりこれをみれば、その説一つも....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
られますから」 「あなた方はすでに鋳換られた人々ですか? 」 「いや、機械だけは
学理によって据えつけたのですが、エネルギーに不足を感じているので私たちは動かす工....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ね。人体を宇宙と観ずるという漢法医の道は術でなくてやはり道であるのだろう。単なる
学理でなくて、創造的な直感的なものだろう。つまり心で観るのだ。」 「歌とおんなじ....