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学籍
「学籍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
学籍の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「足迹」より 著者:徳田秋声
校は、学課の程度が低く、卒業生の成績や気受けも香しい方ではなかった。磯野はそこへ
学籍を置きながら、月々の学費を取り寄せていた。 叔父は四月の末ごろから海辺へ行....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
医学に端を発したことさえも知った。 この何ほどかの幼稚な知識に因って、わたしの
学籍は、後々日本のある田舎の医学専門学校に置かれることになった。わたしの夢ははな....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
に顔を見せなかった。西山教頭が何度も電話口に呼び出され、ひるすぎには、五年全部の
学籍簿を抱えて県庁に出かけた。ということが、給仕の口から生徒たちに伝えられた。生....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
校届を学校へ叩きつけて飛出してしまった。二葉亭もまたその一人で、一時は商業学校に
学籍を転じたが、翌十九年一月、とうとう辛抱が仕切れないで怫然袂を払って退学してし....
「友情に関係あるエッセイ」より 著者:戸坂潤
にしている個所が、もっと明瞭になるかも知れない。之も矢張り広い意味でアカデミーに
学籍を置いている私の友人達又は知人達のことなのだが。 先日街頭で偶然一人の友人....