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「学齢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

学齢の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
かたれる。高等を上とし、尋常を下とする。上下共に在学四か年である。下等小学生徒の学齢は六歳に始まり九歳に終わる。その課程を八級にわかち、毎級六か月の修業と定め、....
」より 著者:島崎藤村
身には同じことだ。」 と、私も考え直した。長いこと親戚のほうに預けてあった娘が学齢に達するほど成人して、また親のふところに帰って来たということは、私に取っての....
子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
いる。この資金の一部で五ヵ年計画完成後には労働者および下級勤人の子供百五十万人が学齢以前の保護を受けるようになるだろう。 *一九二九年ほとんど千五百万人の子....
楽しいソヴェトの子供」より 著者:宮本百合子
料のところもあった。それも、今度五ヵ年計画によって、すっかり国庫負担で全ソヴェト学齢児童就学ということになった。 ミーチャはまだ小さい。こないだ幼稚園で先生の....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
供たちへの本気な関心について報告している。五ヵ年計画は、文化的事業の第一として、学齢児童全国就学を実施しようとしている。ソヴェト全同盟内の子供が国庫負担で四ヵ年....
五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
師は、ほんとに指導者なのだ。 このように有効に組織されている小学校へ、全同盟の学齢児童を経費国庫負担で包括しようというのがソヴェト同盟五ヵ年計画文化活動の一大....
」より 著者:金子ふみ子
のである。 私はその時もう七つになっていた。そして七つも一月生れなのでちょうど学齢に達していた。けれど無籍者の私は学校に行くことが出来なかった。 無籍者! ....
砂遊場からの同志」より 著者:宮本百合子
。 トントンとのぼる石段の入口が二つある。一つには「乳児入口」、もう一つには「学齢以前児童」と札が出ている。 入って行くと、白い上っぱりを着て、頭も白い布《....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
きいたからだと、後日母は言っていたが―― そこで、あたしは六歳の年に入学した。学齢ではないのだが、私立尋常代用小学校という札の出たのは後のことで、秋山源泉学校....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
には芝かどこかに弱視児童の学級があるそうです。しかしこの母子は新潟へ住むのです。学齢になれば、又栄さんがあずかるなり何なりして方法を立てるのでしょうが。 林町....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
にどんな影響をあたえたのか、与助はその後一種の白痴に近い低能児になってしまって、学齢に達しても小学校へ通うことも出来なくなった。相原の妻の死については、その当時....
塩花」より 著者:豊島与志雄
を、子供はしきりにかばう様子だった。 のびのびと発育した体躯の大きな子で、もう学齢ほどらしいのに、長い髪の毛を女の子のように額に垂らしていた。織目の見える古生....
小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
をば決して踰《こ》ゆべからざるものなり。 ゆえに今、文部省より定めたる小学校の学齢、六歳より十四歳まで八年の間とあれども、貧民は決してこの八年の間、学に就く者....
母子像」より 著者:久生十蘭
本人のほうですが、十六年二ヵ月で、中学一年というのは、どういうわけなのでしょう。学齢にくらべて、だいぶ進級が遅れているようですが」 「あの子供は、終戦の年の十月....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
漁村の小学校を視察に行った時に、女児の就学児童の極めて少いのに不審を起して、村の学齢簿を調査してみたところが、実際その村には女の児が少かった。「この村は奇態に昔....