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宇宙塵
「宇宙塵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宇宙塵の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
だけれど、博士の最後ほど奇々怪々なるものはなかったのである。じつに博士は、一塊の
宇宙塵として天空にその姿を消されたのであった。地球が生れて八十億年、その間にどの....
「予報省告示」より 著者:海野十三
ガス状と化す。 尚、このガス状地球が、果して新星雲にまで発展し得るや、それとも
宇宙塵として低迷するに過ぎざるや、目下のところ予報資料不足のため推定しがたい。 ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
す」 「火星人と話し合う。ふーん、そうかね」 モウリ博士は、大きく目をむいた。
宇宙塵《うちゅうじん》 「通信がさっぱりだめになったんですって」 正吉は、その....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
地球にない鉱物などをふくんだ星のかけらが無数に浮かんでいるんだ。その星のことを、
宇宙塵と呼んでいる学者もあるがね、とにかく名は塵でも、わが地球にとってはとうとい....
「火星探険」より 著者:海野十三
ぼんやりしているわけは、もう一つある。それは火星の周囲をかなり夥《おびただ》しい
宇宙塵《うちゅうじん》が取巻いているせいだ。
宇宙塵てわかるかね」 「何だろうな、....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
いていて、船に衝突してしずめてしまように、あの重力平衡圏には、おそろしくでっかい
宇宙塵がごろごろしていて、ぼくたちの宇宙艇がそれにぶつかろうものなら、たちまちこ....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
て、その論旨を要約すれば、“リーマンとその後援者は気が変になったのだ。彼らは自ら
宇宙塵となるために出発したのだ”“あたら貴重なる資材と人材とを溝川の中に捨てるよ....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
当直長のこえがとびだすのと、同時であった。 「艇長。非常報告。只今本艇に向けて、
宇宙塵が雹のように襲来しました。損害調査中です」
宇宙塵?
宇宙塵とは、何であ....
「塵埃と光」より 著者:寺田寅彦
色々の塵を供給する。その上に地球以外から飛来する隕石の粉のようなものが、いわゆる
宇宙塵として浮游している。 このような塵に太陽から来る光波が当れば、波のエネル....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
品である。僕は今にこの小説のようなことが確かに出来るだろうと思っている。 『或る
宇宙塵の秘密』は「ラヂオの日本」に書いた短いもの。将来の科学小説として、この種の....
「比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
《みじん》、すなわち宇宙|塵《じん》となって、大気の中に分散してしまう。近年この
宇宙塵が雨の芯《しん》になるという説を出した人があって、大分学界を賑《にぎ》わし....