宇治の橋姫[語句情報] » 宇治の橋姫

「宇治の橋姫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宇治の橋姫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
れがし》ヴィシュヌを念ずるに一心にして妻がいかにかの一儀を勤むるも顧みず「川霧に宇治の橋姫朝な/\浮きてや空に物思ふ頃」ほかにいいのがあるんだろうと、九月一日の....
源氏物語」より 著者:紫式部
る」薫の身からこんな気が放たれるような時「衣かたしきこよひもや」(われを待つらん宇治の橋姫)と口ずさんでいるのがしめやかな世界へ人を誘う力があった。宇治の橋姫を....
源氏物語」より 著者:紫式部
なって姫宮をお嫁がせになることもなかろう、何といっても自分の心の混乱し始めたのは宇治の橋姫のせいであると、こんなことを思ってゆくうちに薫の心はまた二条の院の女王....
屍体と民俗」より 著者:中山太郎
上を踏み固めるので、凶霊が発散することが出来ぬと云う信仰から来たのである。これが宇治の橋姫の古い信仰であり、また辻祭や辻占の俗信の起原である。それと同時に我国の....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
、また辻祭や辻占と称して四ツ辻が俗信と深い関係を有しているのはこれが為めである。宇治の橋姫の怪談などもこの習俗の伝説化されたものである。それから兇暴者の屍体は、....