宇野千代[語句情報] » 宇野千代

「宇野千代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宇野千代の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
じである――や豊島与志雄「坂田の場合」(『文春』同月)、倫理的なモラル(?)では宇野千代のもの、理論的モラル(?)では島木健作のものなどである。片岡鉄兵の「光」....
パァル・バックの作風その他」より 著者:宮本百合子
せず、非人情に描いて行く力を欲しているという意味のことを云った。同座していられた宇野千代さんが、それに賛成され、本当にそうしたら亭主のことでも悪く書けていい、と....
十月の文芸時評」より 著者:宮本百合子
光治良・改造)「葉山汲子」(舟橋聖一)「新しき塩」(荒木巍・中央公論)「未練」(宇野千代・同)「空白」(立野信之)そのほかいくつかの小説をこの数日の間に読んだの....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
いた自然主義的ではあるがリアリスティックで本気な作品が発表された。やがて離婚して宇野千代となり、二年三年と経るにつれて、リアリスティックな傾向と混りあって、この....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
て、貧しく出発した林芙美子は、「女の日記」を通って今日「晩菊」の境地に到達した。宇野千代は、一九三三年の「色ざんげ」を文学的頂点として、やがて「スタイル社」の社....
夫婦が作家である場合」より 著者:宮本百合子
起るおとのない悲劇のように、私はその過程を寧ろすさまじいものに考えたのであった。宇野千代氏が、作家尾崎士郎氏との生活をやめた心持も他のことをぬいて、その面からだ....
年譜」より 著者:宮本百合子
。 十二月〔中旬〕、全日本無産者芸術団体協議会作家同盟に加盟した。 平凡社から『宇野千代集』と合冊で『中條百合子集』が出版された。 一九三一年(昭和六年) ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
一月は女流作家短篇特輯を出しました。岡本かの子、円地文子、小山いと子、佐藤俊子、宇野千代子、矢田津世子の諸雄です。昔から時たまこういう催しをやったが、作品の質は....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
「私の不幸」という三枚ばかりの文章。いろんなひと、例えば金子しげり、時雨、夏子、宇野千代、私など。なかに稲ちゃんが女の不幸を自身の不幸として云っていました。現代....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ガキは一つの橋をあっちこっちから。この橋はまだ本ものは一度も見ません、あなたは?宇野千代は岩国のひとよ。ほかに岩国のひともあったようですね、学者で。明朝東京は七....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ひところのサロン的彷徨出没がなくなったから普通の人々は全く我れ関せずのようです。宇野千代が、日露戦争秘話という本かいているようですね。そうお。あのひとはやりてな....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
そうそうたる作家になっていました。女人芸術に拠っていました時、中本たか子さんや、宇野千代《うのちよ》さんを知りました。宇野千代氏は、当時、私の最も敬愛する作家で....
青春論」より 著者:坂口安吾
に語ったところが(僕はあらゆる友人にこの物語を話した)最も激しい感動を現した人は宇野千代さんであった。この時以来宇野さんは謡曲のファンになり、頻りに観能にでかけ....