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守口
「守口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
守口の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たり、痛み入りますよ」 という。 「いいえ、お隠しになってもわかっておりますよ、
守口さんがお帰りの時にそういいました、あの池田先生は良斎といって、京都では国学の....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
に反りを打たせている。 「船頭、返事をするな」 「なにをいうても黙っておれ」 「
守口までは着けぬがよい、
守口へ行けば川番所のお役人がいるで」 客は口々にこう囁....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
といえば、遅々として、舟に飽きるのがふつうだが、迫い風を孕んだ帆は、またたくまに
守口を過ぎ、やがて鳥飼を左に見ていた。 「速いぞ、今日は」 郷武者らしい七人は....
「治郎吉格子」より 著者:吉川英治
、常々、小銭の無心は珍しくなかったが、こんどは何かまとまった要り用があるとかで、
守口の双葉屋という遊女屋から、お仙のからだを抵当に、百両ほど借りてしまった。――....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
察せられる。ここに於いて当路者の取締りはますます厳重になった。寛政八年の太田備中
守口達に、 存候。 とある。柳瀬君によると、この寛政年中には、丹波・丹後・摂津....