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「守成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

守成の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
酬いられたといわなければならぬ。しからば新日本史はここに完結を告げたか。これから守成の歴史に移るのか。局面回復の要はないか。最早志士の必要はないか。飛んでもない....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
世界帝国の基を開くことが出来なかったに相違あるまい。兵に依って創業し、法に依って守成するものは、その国必ず永く栄える。ヌーマのローマにおけるが如きも、また恐らく....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。そこで半井氏の本を獲ようとしてしばしば命を伝えたらしい。然るに当時半井|大和守成美は献ずることを肯ぜず、その子|修理大夫清雅もまた献ぜず、遂に清雅の子出雲守....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
この哲学はかつてアジア大陸に王道なるものを唱え又実施すると号した。その創業と守成とがどういう現実に終ったかを私は審かにしない。がとに角この哲学は「道」を説く....
徳育如何」より 著者:福沢諭吉
のずから今日の我々に異なり。我々は今日、治世にありて乱を思わず、創業の後を承けて守成《しゅせい》を謀る者なり。時勢を殊《こと》にし事態を同じゅうせずといえども、....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
起こったのが彼の川上音二郎で、かれは新派の創業者の一人であると共に、その有力なる守成者であった。彼がその一座を率いて、大胆に東京へ乗込んで来たのは明治二十四年の....