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「守清〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

守清の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金将軍」より 著者:芥川竜之介
水《うんすい》ではない。実ははるばる日本から朝鮮の国を探《さぐ》りに来た加藤肥後守清正《かとうひごのかみきよまさ》と小西摂津守行長《こにしせっつのかみゆきなが》....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
、福禄寿のような頭では下り坂は妙に早かろう。 流布本太平記巻三十六、細川|相模守清氏叛逆の事を記した段に、「外法成就の志一上人鎌倉より上つて」云※祇尼天法であ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
七千四百五十八石三斗の力が傾注されているこの尾張名古屋の城。 なかにも加藤肥後守清正は、父とも、主とも頼みきった同郷の先輩豊太閤歿後の大破局の到来を眼前に見な....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
隠れていたと見るのが本当でしょう。 以前にも言った通り――この系図こそ加藤肥後守清正以来の最も正しいものであって、今日でも加藤と名乗る家は少ない数ではなし、ま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
い執着であることの所以《ゆえん》は――世に加藤は多いけれども、自分の家こそは肥後守清正の正系、清正の血統を引く家として、わが家より正しいのはない。この自負の執着....
「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
の国の一の谷で討死した人々には越前の三位通盛薩摩の守忠教但馬守経政若狭守経俊淡路守清房尾張守|経貞備中守師盛武蔵守知章蔵人大夫成盛大夫敦盛十人と云う事である。十....
私本太平記」より 著者:吉川英治
野望をふるわせたにちがいない。 中でも、船上山から北三里の赤崎城にいる地頭三河守清房は、まッさきに小波城の隠岐勢にこたえをみせた。 また、船上山へはもっとも....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ある。寺記によると、平安朝以前からの開基と、伝えられ、檜垣の媼なる伝説の人が、国守清原元輔の頃、ここに観世音を祠って以来のものといわれている。観音大士のほかに、....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
戦を起し、ここに源平の対立を発端する。そして紀州熊野路から変を聞いて引返した安芸守清盛に、時勢は、絶好なる登龍の機運を与えてしまう。 平治に敗れた源ノ義朝は、....