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安全圏
「安全圏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
安全圏の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
うファウスト博士の円は、まさに残った四人を指摘しているんだ」
「すると、儂だけは
安全圏内ですかな」
その時背後で、異様な嗄れ声が起った。三人が吃驚して後を振り....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たが、幸いに、何物も後を追い来《きた》る気色《けしき》がありませんから、そこで、
安全圏内に入ったつもりで、歩調をゆるめてしまいました。ここへ来ると、行手に遠見の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
びかかって、その大力でもって相手を組み伏せるとか、縄をたぐって引き寄せて、自分で
安全圏を作っておくとかの余地は十分にありそうなものを、相手に首を巻かれっぱなしで....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
が、ここで再び、形勢は逆転してしまった。村次郎に口を押えられた為十郎だけが、一人
安全圏内に止まることになった。しかし、そうしているうちに演技は進んで、すでに蛇山....