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安南語
「安南語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
安南語の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
プだかコンベオだか判りにくい事が多いから、そんな時は何の差別なく殺しおわる。虎は
安南語を解し林中にあって人が己れの噂するを聞くという。因って虎を慰め悼《いた》む....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
ダムNの質問に答えて、生徒には絶対に漢字を教えないで、一種のローマ字で書き現した
安南語を教えているということを、非常な得意で話した。勿論、それは悪いことじゃない....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
るのであった。 孤独の先生は思うに弟子が欲しかったのだ。けれどもペルシャ語だの
安南語などいうものは、先生の方が月謝を払っても習ってくれる者がない。だから遂に見....
「魔都」より 著者:久生十蘭
君か、と機嫌よく応対していたが、追々すさまじい恐竦《きょうしょう》の色を浮かべ、
安南語で早口に何事かを語り出した。この時、急に扉が開いて、三人の刑事を従えた秀陳....