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安山
「安山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
安山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「インドラの網」より 著者:宮沢賢治
ました。すきとおる複六方錐《ふくろくほうすい》の粒《つぶ》だったのです。 (石英
安山岩《せきえいあんざんがん》か流紋岩《りゅうもんがん》から来た。) 私はつぶ....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
つも朝日がさすたんびに、その木の影が淡路の島までとどき、夕日が当たると、河内の高
安山よりももっと上まで影がさしました。 土地の者はその木を切って船をこしらえま....
「或る農学生の日誌」より 著者:宮沢賢治
時半ころまでにできた。それからは洪積層《こうせきそう》が旧天王《キーデンノー》の
安山集塊岩《あんざんしゅうかいがん》の丘《おか》つづきのにも被《かぶ》さっている....
「父の俤」より 著者:佐藤垢石
郷の村へ帰って、崖の上から昔の河原を望んだが、流れを遮る鬼岩は、その頃と変わらぬ
安山岩の荒い肌を、激流の面へ現わして、白い飛沫を空に撒いていた。 河原の青い玉....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
の手帳を紛失して失念せり)と呼べり、けだし鶴ヶ岳は古生層と花崗岩地に噴出せる輝石
安山岩にして、山勢附近の山岳に異なるを以ての故ならん、昨年刊行されたる測量部の五....
「雨の上高地」より 著者:寺田寅彦
ならないので車から下りて煙草を吸いつけながらその辺に転がっている岩塊を検査した。
安山岩かと思われる火山岩塊の表面が赤※色に風化したのが多い。いつかの昔の焼岳の噴....
「台川」より 著者:宮沢賢治
ことはとても木の生え工合や較《くら》べにも何にもならないでしょう。向《むこ》うは
安山岩《あんざんがん》の集塊岩《しゅうかいがん》、こっちは流紋凝灰岩です。石灰《....
「古事記」より 著者:太安万侶
高い樹がありました。その樹の影は、朝日に當れば淡路島に到り、夕日に當れば河内の高
安山を越えました。そこでこの樹を切つて船に作りましたところ、非常に早《はや》く行....