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「安康〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

安康の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蘆声」より 著者:幸田露伴
今を距ること三十余年も前の事であった。 今において回顧すれば、その頃の自分は十二分の幸福というほどではなくとも、少くも安康の生活に浸って、朝夕を心にかかる雲もなくすがすがしく送っていたのであった。 ....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
一 穴穂王は、おあにいさまの軽皇子を島流しにおしになった後、第二十代の安康天皇としてお立ちになり、大和の石上の穴穂宮へおひき移りになりました。 天皇....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の鐘が鳴りました。 明徳三年の銘あるこの鐘、たしか方広寺の鐘銘より以前に「国家安康」の文字が刻んであったはずの鐘、それが物静かに鳴り出しました。その鐘の声の中....
古事記」より 著者:武田祐吉
している。三十三代のうち、神武、崇神、垂仁、景行、仲哀、應神、仁徳、履中、允恭、安康、雄略、清寧、顯宗の各天皇の記事は、本辭からの材料を含んでいると見られて、長....
古事記」より 著者:太安万侶
もにお隱れになりました。それでこの二つの歌は讀歌《よみうた》でございます。 四、安康天皇 マヨワの王の變 御子のアナホの御子(安康天皇)、石《いそ》の上《かみ....