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「安方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

安方の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
斐守公のお白洲へ出ました、孫右衞門の娘お筆も引出《ひきいだ》され、訴えの趣きを目安方が読上げますると甲斐守様がお膝を進められまして、 甲「備前岡山無宿|月岡幸....
突貫紀行」より 著者:幸田露伴
せん》せらるるまま、うごきもえせず飲み耽《ふけ》り、ひるいい終わりてたちいでぬ。安方町《やすかたまち》に善知鳥《うとう》のむかしを忍び、外の浜に南兵衛のおもかげ....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
になって一同白洲に入り、溜と申す所に控えます。奉行の座の左右には継肩衣をつけた目安方公用人が控え、縁前のつくばいと申す所には、羽織なしで袴を穿いた見習同心が二人....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
しく下って公用人が麻裃で控えて居ります。奉行の前なる畳の上に控えて居りますのは目安方の役人でありまして、武士は其の下の敷台の上に麻裃大小なしで坐るのが其の頃の扱....
三国志」より 著者:吉川英治
から、当然、蜀は国を挙げて、呉を扶ける義務がある。孔明に告げて、すぐ蜀軍をして長安方面を衝かせ、一方、呉は南徐の要害を固めなければなりません」と、説いたが、事態....
大岡越前」より 著者:吉川英治
、役宅の部屋部屋は、退けていた。が、常に彼を補佐している吟味役の市川義平太と、目安方の小林勘蔵のふたりだけは、越前の用部屋に、燭をそなえて、待っていた。 越前....