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宋
「宋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宋の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
処女作には多少の興味を持っていたから、「悠々たるかな、白雲《はくうん》」などと唐
宋八家文《とうそうはっかぶん》じみた文章を草《そう》した。その次のは不慮《ふりょ....
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
みばかりしてもいないのです。いつぞや聚楽《じゅらく》の御殿《ごてん》へ召された呂
宋助左衛門《るそんすけざえもん》の手代《てだい》の一人も、確か甚内と名乗っていま....
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
んら》を除けば、目ぼしい支那の革命家は、――黄興《こうこう》、蔡鍔《さいがく》、
宋教仁《そうきょうじん》等はいずれも湖南《こなん》に生れている。これは勿論《もち....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
における富貴権勢を得ようとする争い 第二章 茶の諸流 茶の進化の三時期――唐、
宋、明の時代を表わす煎茶、抹茶、淹茶――茶道の鼻祖陸羽――三代の茶に関する理想―....
「食魔」より 著者:岡本かの子
事もした。そこから自ずから彼は表具もやれば刀を採って、木彫|篆刻の業もした。字は
宋拓を見よう見真似に書いた。画は彼が最得意とするところで、ひょっとしたら、これ一....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
横田君は静かに言いました。「あとで聞くと、その祐慶という仏師は日本の人ではなく、
宋から渡来した者だそうです。日本人ならば髪を切りそうなところを、髭を切って残した....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
金銀泥一行まぜ書の一切経、並に判官贔屓の第一人者、三代|秀衡老雄の奉納した、黄紙
宋板の一切経が、みな黒燿の珠玉の如く漆の架に満ちている。――一切経の全部量は、七....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
一、この一巻は六朝・唐・五代・
宋・金・元・明・清の小説筆記の類から二百二十種の怪奇談を抄出した。敢て多しという....
「女侠伝」より 著者:岡本綺堂
の三水県の県署のまえに劇場がある。そこである日、包孝粛の芝居を上演した。包孝粛は
宋時代の名|判官で、日本でいえば大岡さまというところだ。その包孝粛が大岡|捌きの....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
である。馬琴が聖嘆の七十回本『水滸伝』を難じて、『水滸』の豪傑がもし方臘を伐って
宋朝に功を立てる後談がなかったら、『水滸伝』はただの山賊物語となってしまうと論じ....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
に二百九十年の代を保ったが、その間にも兵乱は歇む時なく、さらに五代の乱れとなる。
宋は金に苦しめられ、金は元にほろぼされ、
宋もまた元にほろぼされた。これらの禍いは....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
馬や京伝の文学ばかりを指すのではない、支那の屈原や司馬長卿、降って六朝は本より唐
宋以下の内容の空虚な、貧弱な、美くしい文字ばかりを聯べた文学に慊らなかった。それ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
茫支那海、唯見水連遠、満帆三伏風、 日沈暑威減、風転晩涼従、月下船南進、雲涯是呂
宋。 (ひろびろと果てしない支那海は、ただ水と空と連なっているのをみるのみである....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
まり思うことをズケズケパッパッというものですから圧迫が来るのです。 そのころ、
宋慶齢、蔡元培、楊杏仏、林語堂、魯迅などで人権同盟というものができて、蒋介石にた....
「自来也の話」より 著者:岡本綺堂
自来也も芝居や草双紙でおなじみの深いものである。わたしも「喜劇自来也」をかいた。自来也は我来也で、その話は
宋の沈俶の「諧史」に載せてある。 京城に一人の兇賊が徘徊した。かれは人家で賊を....