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「宋朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宋朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
異母兄の朝《ちょう》という有名な美男と通じていたが、衛侯の夫人となってからもなお宋朝を衛に呼び大夫に任じてこれと醜《しゅう》関係を続けている。すこぶる才走った女....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
学者であること、実に一種の異彩を放っていると申してもよろしいくらいでありまして、宋朝が金に圧迫せられて南渡の悲運におちいるという国家多難の際にあって、皆それぞれ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
|在《いま》す、両足下に猿と鶺鴒《せきれい》とを蹈ませて二手に剣を持たしめたり、宋朝にはこれを馬の守りとす、この神の踏ませるものなれば猿ばかりをも用ゆるにや。橘....
十二支考」より 著者:南方熊楠
者あり、しかるに貧民は婬鬼を厭うの余り天主教に帰依してこれを防いだと出《い》づ。宋朝以来南支那に盛んな五通神は、家畜の精が丈夫に化けて暴《にわ》かに人家に押し入....
盈虚」より 著者:中島敦
が、此の夫人が最近霊公に勧め、宋から公子朝という者を呼んで衛の大夫に任じさせた。宋朝は有名な美男である。衛に嫁ぐ以前の南子と醜関係があったことは、霊公以外の誰一....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
仙人壺だって? 妙な名だな。古事来歴を話してくれ」海舟はこう云って微笑した。 「宋朝古渡りの素焼壺で、吉凶共に著しいもの、容易ならぬ器でございます」尚古堂は気味....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
である。馬琴が聖嘆の七十回本『水滸伝』を難じて、『水滸』の豪傑がもし方臘を伐って宋朝に功を立てる後談がなかったら、『水滸伝』はただの山賊物語となってしまうと論じ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ら生じたかとおもわれる。 槍なども筑紫の菊池千本槍が使用の始めともいわれるが、宋朝水滸伝には槍の達人がさかんにみえるし、日本の“後三年絵巻”にも早や槍らしき武....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
硝石を知ったのは、東洋の方が先だったという説もあるにはある。当夜のおはなしでは、宋朝建築の基礎工事に硫黄の用途があるという解説を聞いたのである。あいにく自分にそ....