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完訳
「完訳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
完訳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジイドとそのソヴェト旅行記」より 著者:宮本百合子
何日の『プラウダ』に出たものであったのか、執筆者の署名があったのか無かったのか、
完訳であるのか抄訳であるのかそれ等の点については、説明されていない。 ジイドの....
「次が待たれるおくりもの」より 著者:宮本百合子
冊を読んだ人々は一層熱心に第三巻を待っているのであろうし更に第十巻全部が滞りなく
完訳されることを切望しているのであろうと思う。山内義雄氏はフランス文学のうつし手....
「『この心の誇り』」より 著者:宮本百合子
であることは残念だと思う。生活に追われていない令嬢の一人として、せめて、根気よく
完訳されたらよかったと思う。それから、序文のなかで、ところどころに「自分の感想を....
「『トルストーイ伝』」より 著者:宮本百合子
の意味でビリューコフの伝記においていた。 十六年前に第一巻が訳されて、全四巻が
完訳されるのは今度がはじめてであるのだそうだ。完成の上は、日本の読者も心に親しい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
論』とがのっていて、『日本評論』ではパール・バックの「愛国者」という小説の抄訳か
完訳か、広告が出て居ります。これは日本の長崎や日本人や、日本に留学している中国人....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いる現場をつき止めたいものだと思います。) ロマン・ロランの「魅せられた魂」は
完訳され、一巻と四巻と云う風にとびとびに読みましたが、「ジャン・クリストフ」はお....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
もあることでしょうし、罪のないひどいあけすけもあるわけです。「ドン・キホーテ」が
完訳にならない部分というのはその部分なのね、昔から。大体中世から近世へかけての文....
「古い暦」より 著者:長谷川時雨
御夫妻《おふたり》の喜の字と、古稀《こき》と、金婚式と、再修シェークスピヤ四十巻
完訳のお祝いのことばかりがうれしくて念頭に離れなかった。 劇作もなまけ、なんの....