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「宏量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宏量の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
煙管」より 著者:芥川竜之介
五 これを聞いた家中《かちゅう》の者は、斉広《なりひろ》の宏量《こうりょう》なのに驚いた。しかし御用部屋《ごようべや》の山崎|勘左衛門《か....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
き女、横着の女であるとし、それをうかと信用して疑わなかったのは、つまりは能登守の宏量《こうりょう》なる所以《ゆえん》であって、罪は一《いつ》にお君にあるように言....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ア人の如く、 堅忍不抜は北辺の民の如しと云う工合です。 その先生にお頼なさって、宏量と狡智とを兼ねて、 温い青春の血を失わずに、 予定の計画どおりに恋をすると云....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ょいである。 これはまた思無邪の惨虐。 知るがごとく知らぬがごとく、鈍重で、宏量で、斧はうなずく。虚心平気とはこの事であろう。 斧はうなずく。 「則天無私....