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「宗務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宗務の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
社会時評」より 著者:戸坂潤
うである。句仏氏を転がして軽微な狭心症を起こさせた当の責任者になるわけである阿部宗務院総長は、それで辞職を決意したとかいうことだ。 一体本願寺では法主の子供が....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
く》な個性の間にもっとも強く現われる差異――を覆《おお》いかくしていた。皆の者が宗務を守り信仰していた。一人として疑惑をいだいてる者はなく、または疑惑をいだいて....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
国の上院議員でありディーニュの近くにりっぱな世襲財産を持っていた一人は、そのとき宗務大臣ビゴー・ド・プレアムヌー氏に宛《あて》て、不平満々たる内密な寸簡をしたた....
自転車嬢の危難」より 著者:ドイルアーサー・コナン
一二の事件を見ると、どうも坊さんらしくないと思われる点があるんだがね。それで僕は宗務管理所について調べて来たんだが、これと同じ名前で、その以前の経歴がはなはだ曖....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
な下等の人物のみ。 フランスの旧教にては、十七人の大教正と六十九人の教正ありて宗務を管理す。その国の新教にては、一宗内の会議によりて寺法を議定するなり。 英....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
は書こう。――などと、そんな空想を抱いたりした。そして若草山のまろい線が望まれる宗務所の一室で、薄茶を一碗いただいた後、東大寺の花の雨に濡れながら山門を出た。(....