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宗教改革
「宗教改革〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宗教改革の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
寿平次は腕を組んでしまう。これは水戸の廃仏毀釈に一歩を進めたもので、言わば一種の
宗教改革である。古代復帰を夢みる国学者仲間がこれほどの熱情を抱いて来たことすら、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
同協力の実をあげる。小野の倉沢義髄、清内路の原|信好のように、中世否定の第一歩を
宗教改革に置く意味で、神仏|混淆の排斥と古神道の復活とを唱えるために、相携えて京....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
わたる武家と僧侶との二つの大きな勢力をくつがえすことであらねばならないと言って、
宗教改革の必要にまで話を持って行かなければあの正香が承知しなかった時。そういう再....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
供のように思われていた禰宜の子息が、もはやこんなことを半蔵に言って見せる若者だ。
宗教改革の機運が動いた跡はここにも深いものがある。半蔵らが登って行く細道は石の大....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
うである)。もしイデオロギーがそういうものならば、なる程彼の云う通り、農民戦争や
宗教改革に於ては、イデオロギーなどは無かったに相違ない*。 * 〔E. Lede....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ntstehung der Hermeneutik)、つまり近代文献学の始まりは
宗教改革以後だと見なければならぬ(ルターは某大学の図書館でバイブルを探した処、塵....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
併しヨーロッパの文芸復興となれば、それ自身すでに「宗教批判」(ドイツ的に云えば「
宗教改革」)のカテゴリーに這入って来るのだ。 教学は孔子教乃至儒教で云うように....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
のしっていた。そして右の二つに、芸術の罪過と人類の悪徳とを帰していた。文芸復興、
宗教改革、および彼が同じ袋に入れて論じてる現代のユダヤ主義、ことごとくを帰してい....
「お奈良さま」より 著者:坂口安吾
きがあったのである。 そもそも彼女には禁酒論や廃妾論などゝ並んで売僧亡国論とか
宗教改革論などというものがすでにあったのだから、祖母の葬儀を汚したオナラへの怒り....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ても怖《おそ》れない。したがって人の前に立っても怖気《おじけ》ることがない。かの
宗教改革を唱《とな》えたルターが始めてその新説を発表し旧教家の反対を受けたときは....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
家の素質は持っていたが夫れを小策に使ったため教界を腐敗させそのためルーテルをして
宗教改革を叫ばしめ新教を樹立させカソリック教を衰運におとし入れたものの、ルネッサ....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
があった。絵画においても木彫においても、はなはだ成功を収め、多くの傑作を作った。
宗教改革家として名高いマルチン・ルーテル(Martin Luther)の心からな....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
イギリスにおける
宗教改革は、単に宗教上だけの事件ではない。それは社会的な事件でもあった。中世紀精....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
支弁するに苦しみ、金を納めて位階・特許等を買い得るの方法を設けたるに、その結果、
宗教改革の乱を引き起こすに至れりという。 法王の宮殿をバチカンという。古来、世....
「むかでの跫音」より 著者:大倉燁子
いうことは、より大きな原因だったと私は信じます。 本堂の改築にも金が要ります。
宗教改革にだって、金がなくては思うように働けません。その資金を檀家に仰がず、自分....