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「宗族〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宗族の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
うことではあり、なんにしても石燈籠のことで、謝罪で事は済んだ。けれどもこれは徳川宗族の墓地を荒して、その霊を辱《はずか》しめたということになると、非常にあぶない....
三国志」より 著者:吉川英治
出会ったのだ。突っこんだ話をしてみたところ、果たして、ただの土民ではなく、漢室の宗族景帝の裔孫ということが分った。しかも英邁な青年だ。さあ、これから楼桑村の彼の....
三国志」より 著者:吉川英治
あったと聞いて、 「誰か」と、彼の手にある一帖へ顔をあつめた。 「しかも、漢室の宗族のうちにこの人があろうとは、正に、天佑ではないか。見たまえ、ご列親のうちに予....
三国志」より 著者:吉川英治
まう惧れがありはしませんか。劉表も遠大な野心を抱いていますし、彼と彼とは、ともに宗族で親類も同様ですからな」 「木乃伊取りが木乃伊になっては何もならん。いや後日....
三国志」より 著者:吉川英治
かんせん、この難局に当って、あれこれ苦慮すると、昏迷してしまう。……ご辺は、漢の宗族、劉家の同族。ひとつわしに代って、国事を治め、わしの亡いあとは、この荊州を継....
三国志」より 著者:吉川英治
が口をあかないうちに、 「黄権。足下は何をもって、みだりに盟国の兵を疑い、主君の宗族を離間しようとするのか」 と、詰問った。 劉璋もともに、 「そうだとも。....
三国志」より 著者:吉川英治
れ」 聞くと孟獲は、両手で面をおおって、しばしは……慚愧の涙を乾かさなかった。宗族たち一同の感涙と喜躍は事あらためていうまでもない。 遠征万里。帰還の日は来....