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「宗良親王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宗良親王の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
秋の筑波山」より 著者:大町桂月
空しく万古に存す。 当年の関城主は誰ぞや。関宗祐、宗政父子也。延元三年、親房は宗良親王を奉じて東下せしに、颶風に遭ひて、一行の船四散し、親房は常陸に漂着し、ひ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
素となる、『玉葉』『風雅』の叙景歌の功績、頓阿の歌、牧渓水墨山水に触れた心 十五宗良親王、『新葉集』 十六 室町時代に歌は芸術であることをやめ始める、今川了俊、....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ています」 「では」 と、日頃の伊織の勉学力を試すように、武蔵は、 「その折、宗良親王が。――東の方に久しく侍りて、ひたすら武士の道にたずさわりつつ、征東将軍....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ものみたいに、みるまに甲賀奥地の雲へかくれてしまった。 「いざ、急ぎましょうず」宗良親王についていた中院ノ貞平、四条隆資なども、宮同様なタドタドしい足どりだった....
私本太平記」より 著者:吉川英治
へ思いがけなく、流人の宮と、警固の一行の泊りに会したわけだった。 兼好が夙に、宗良親王を存じ上げていたのは、所謂なきではない。――彼が後宇多院に仕えていたころ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
じつにさまざまな人だったが、硫黄島からよび戻された僧の文観やら、讃岐の配所にいた宗良親王などもそのうちのお一人だった。 「こうして、ふたたびお目にかかれる日があ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
せめて、離しともないお持物だけでも身に持って」 客の僧は、後醍醐の御子、尊澄(宗良親王)であった。すがすがと、痩せてお若く、和歌のおすきな、あの法親王なのであ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
これへ見えぬか――というお心待ちな焦躁であった。 北国に、義貞。 東国には、宗良親王。 また、九州には菊池の党。 そして伊勢に、北畠親房、河内和泉には、....