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宗谷海峡
「宗谷海峡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宗谷海峡の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
《つしまかいきょう》を通るか、津軽海峡《つがるかいきょう》へ出るか、あるいは遠く
宗谷海峡《そうやかいきょう》を廻るかについて大《おおい》に心配されたそうだが、今....
「鰊漁場」より 著者:島木健作
海道の西海岸は対馬海流の流域にあたる。津軽海峡の西方の沖合を走り、積丹半島をすぎ
宗谷海峡にはいる対馬海流は、三月四月の間、漸く膨脹し来って春の気運のさきがけをす....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
らいだそうである。どうも合点の行かないことだと思う。 北海道の熊は古い古い昔に
宗谷海峡を渡って来たであろうと思われるが、どうして渡ったか、これも不思議である。....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
転を繰り返してゆきました。と云うのは、引揚げ後内火艇に繋がれて航行の途中、今度は
宗谷海峡で、引網の切断が因から沈没してしまったのです。 そして、三度水面に浮ん....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
晩はこれきり。」 ほっと、みんなが吐息をついた。 そうだそうだ。これから今夜にも
宗谷海峡を過ぎるであろう。 その先は韃靼海。 * 「今夜は妙に湿っ....